剣道場に人を集める12の方法

以前当サイトに道場の掲載許可をいただく際に何人かの方にメールで伺ったのですが、今はやはり少子化のため少年、少女たちを集めるのが常に大変だそうです。

そこで今回は、剣道場に人を集める12の方法を考えましたので、学校開放などで剣道を教えていたり、または有料で経営されている方は参考にしていただければ幸いです。

このサイトはアクセス解析の結果を見ると、30代、次に40代が多くて、その次が20代、10代となっていますので、中には剣道場の先生やコーチをやられている方もきっとおられるでしょう。

中には剣道場を今まさにギリギリの経営状況の中、道場を維持されている方もいらっしゃるかもしれません。

また知り合いの方が剣道場に子供たちが集まらないので困ってる・・という方がいらっしゃればぜひこの方法を教えてあげてください。

 

とにかく人は待っていても人はきません!

時代が変わった・・・と嘆いていても人は集まりません。

とにかく有効と思える方法は全部試す!ぐらいの気持ちで行動するしか希望は見えてこないので、ぜひこれはまだやってなかった・・という方法があれば試してみてください。

 

集客の方法、12手

 

まずはこの12手の中で、すぐできるものから試していただければと思います。

porcelain samurai

 

(1)自分の友人、知人にお願いして集める

これはもうすでに試している方も多いと思いますが、実際声をかけたのは仲の良い人数人程度ではないでしょうか。

これを今まで知り合った友人、知人全てといっていいぐらい電話してみるという方法です。

中学校、高校の卒業アルバムを引っ張りだしてください。大学の時のアドレス帳でもいいです。

そして電話できるクラスメート全員に電話してみてください。

「実は剣道場をやってるんだが、少子化のせいで子供が集まらないんだ。

今どこそこで剣道場をやっているんだがその近くで礼儀を教えたいと思っている子供のいる方で知り合いはいないか?」

と聞いてみてください。

今は礼儀や道徳を教えたいけれど、うまくいっていないという親御さんがたくさんいるので、剣道を通してそれを教えてやれると言えば、知り合いを紹介してもらえるかもしれません。

怪しいビジネスや宗教、または選挙の電話ではないとわかってくれれば親身になって相談にのってくれる友達も出てくるでしょう。

 

(2)道場に来ている子供の兄弟、友人を集める

 

道場に来ている子供の兄弟、友人が気軽に見に来れるような思い切ったイベントを仕掛けましょう。

土日の空いている時間を使って、遊び場として開放するんです。

例えば「1日中LEGOやり放題大会」と称して、LEGOを大量に購入し、LEGOを使って道場内で自由に何か作ってよし! というイベントをやってみてはいかがでしょうか。

もちろんLEGOで床板が傷つかないように、ゴムマットなどを引いた方がいいでしょう。

100円ショップなんかで安いゴムマットが打ってますからそれをたくさん買っておけばだいぶ費用は抑えられます。

そしてよくできたものから1位から10位まで順位をつけ、1位から3位には順位に見合ったお菓子(甘い系洋菓子)をあげる。それもケチらずに大量に。4位からは逆にどんどん少なくする(笑)

そうすると子供たちは騒ぎ、盛り上がります!

他に例えば、ポケモンGO大会とか、ドミノ大会など。

ドミノ大会なら、子供たちを5~6人一組のグループにして、それぞれ道場内にドミノを大量に並べさせ、よーいドンで30分以内に並べた数、一斉に倒しをスタートさせて最後まで成功し、かつ数が多いところが優勝としてみてはどうでしょうか。

で、一番負けたチームは面や小手をかぶせて竹刀でポコンと打たせる罰ゲームとか、1日剣道体験の罰ゲームとか(笑)

ただし保護者の方たちに必ず同伴してもらってください(ポスターやチラシに明記しておいてください)

とにかく剣道場に来てもらう。あとその中にはもちろん友達を連れてきた普段道場に通っている子供たち、または連れてきた当人の子供も必要なのでいっしょに遊ばせてください。

そうすればイベントの帰りに「お前、毎日あそこ通ってるんだー。剣道って楽しいのか?」などと子供たちの話題に上るでしょう。(まぁ普段きびしい稽古ときつい説教ばっかりで先生が嫌われていたらその時点でダメかと思いますが・・・)

とにかくまずは興味、関心を持ってもらわないことには始まりません。

あとは子供たちが遊びに夢中になっている間に、保護者の方たちには、ちゃんと椅子とテーブルと飲み物を用意したコーナーを道場の一角に設けて、そこで、

「剣道をやっている子は、礼儀が身に付きますし、忍耐強くなりますよ」

「体が強くなります」

「いじめられても負けない子になります」

などなど、ゆったりと世間話をする中で自然に語ってください。

すぐに入門とか進めると逆に相手は引いてしまいますから、ただの世間話の中に収めておいてください。

逆に何も入門を進めたりしなければママさんたちの方から、あれこれ質問してきますから、そういうのを待った方がいいです。

人は売り込みをかけられると絶対嫌がりますから、売り込みはぐっとこらえて我慢しましょう。

さりげなく「1日剣道体験! 清潔な防具、竹刀、道着を無料でレンタルします!」と書いたチラシを壁に貼っておけば、勝手にママさんたちの方から聞いてきます。

 

(3)口コミを起こさせる

これは広告の世界では、バイラルマーケティングと呼ばれる手法です。

チラシやポスター、またはインフルエンサーと言われる影響力のある人物を使って、実績(大会での上位入賞などの結果、優秀な剣道少年を輩出した人材の数)をアピールし、口コミで人が集まってくる現象を意図的に起こさせるものです。

ネットではウェブサイト、ブログ、SNSを使って行います。

特に大会で良い結果が出たら、できるだけ知り合いの剣道部の顧問や剣道関係者、学校の先生、PTAの人などに世間話の自然な流れの中で話ましょう!

それもただうちの道場が優勝した、2位になったとかだけじゃだめです。

「勝ったのもうれしかったけど、団体戦の中で何々君が、何週間もきびしい稽古に耐えて決勝で勝ってくれたのが一番うれしかった!」とか、 暗かったあの少年がこの優勝で人が変わったように明るくなった!」

「あの弱気な少年が自信がついたと言ってた! 」などなど、人間性が向上したことを伝えるんです。

そうすればこの先生は(この道場の指導者は)、子供たちを大事に想ってくれてるんだな・・と感じて、それを「剣道をやるといいらしい」と人に伝えてくれます。

ただ試合結果だけを喜んでいる先生なら、ただの自分の道場自慢と受け取られて逆に呆れられてしまうかもしれませんのでご注意を。

 

(4)マスコミを使って集める

寒中水泳・・は今の時代お勧めしませんが、なにかしらマスコミが興味をもちそうな趣向の稽古やイベントを考え、それをプレスリリースを使って、マスコミにFAXを送ってください。

取材させてください!と何社か問い合わせがきたら、ラッキー。

新聞や雑誌に掲載されれば必ず周辺の地域から反応があります。

良いアイディアないか、脳から汗がでるぐらい考えてみてください。

FAXする宛先は、以下の本などにあります。

広報・マスコミハンドブックPR手帳2017年版

↓こういう本を参考に書くと良いでしょう。

メディアを動かすプレスリリースはこうつくる! (DO BOOKS)

 

(5)有名人に協力をお願いして集める

全日本選手権で有名になった選手や地域で有名な全国大会に出た選手などに、1日だけでも道場に来てもらうお願いをして、

「〇月〇日に、〇〇選手が道場に来る! 稽古をつけてもらいたい人、サインが欲しい人はぜひご来場を!」

とポスターを貼りまくり、チラシを配りまくって、人を集めましょう。

剣道雑誌の表紙を飾ったような選手なら地元のマスコミを呼んでもいいでしょう。

ただ呼ぶ人のレベルに沿って、ちゃんと謝礼は払いましょう。
(でないと二度と来てくれないばかりか逆に悪い噂がたちかねません)

地元でしか知られていないような学生でも最低5000円ぐらいは払ってほしいなと思います。

全国規模の超有名な学生ならよほど親しい人でない限り、2~3万ぐらいかなと。

大人でまったくつてがない場合は、4~5万、超有名選手なら10万ぐらい払ってほしいところですが、警官をされている方であれば、副業禁止なので、必死に頭下げてお願いすれば好意で無料で来てくれるかもしれません。

ただし必ず交通費は全額持つのはもちろんのこと、良い食事(上寿司レベル)の接待ぐらいはお礼をしてほしいところです。(人がたくさん集まったら後日でもいいのでお礼の何か良い品物を送りましょう)

 

(6)地域のコミュニティに参加して集める

どんな地域にも影響力の大きいコミュニティがあります。

青年団とか消防団とか夏祭りの委員会とか。

そこに普段から参加して人脈を作るんです。

その中には地元の数百人に影響力を持つ人がいたりします。

そういう方に人集めに協力してもらいましょう。

「最近は子供たちも、礼儀や道徳が身につかないので親御さんや先生がたも大変ですよね・・。剣道をすればそういうのは自然と身に付くのですが・・・」と相談すれば、きっと心強い味方になってくれると思います。

 

(7)学校のPTA役員になって集める

これはちょっと裏ワザですが、誰もなりたがらない学校のPTA役員になるチャンスがあればなっておくと良いでしょう。

子供のしつけに困っている親御さんの話がたくさん舞い込みますから、そこですかさず、
「ここは一つ、試しに剣道をやらせてみませんか? 私が責任を持って面倒をみますよ!」

といえば、入門者一人ゲット!できるかもしれません。

ただし困った子でも入門したら本当に責任を持って最後まで指導してあげてください。

途中で我慢できず放り出したら、逆にとんでもないことになりますので・・(汗;)

 

(8)学校の剣道部の先生と交流を深めて集める

剣道の道場で教えている方であればすべからく学校の剣道部顧問の先生と交流はあると思いますが、その付き合いを深めてみると良いでしょう。

最近の子供との付き合い方や剣道に関心を持ってもらう方法が見えてくると思います。

 

(9)何のテーマでもいいから地域のセミナーに出て集める

子供がいる教育熱心な親御さんたちが聞く機会のある市や町のセミナーや会合で、
何か講師として語る機会が持てるようでしたら、ぜひ親御さんたちに、「忍耐力や礼節を身に着けさせるには剣道は最適!」というアピールを込めた話を講師としてしてみてください。

例えば自分だったり自分の子供だったり、とにかくわんぱく、いたづら小僧だったのが
剣道をやったらこんなに礼儀正しくなった!他の子をいじめなくなった!毎日いきいきするようになった!

などなど体験談を熱く語ってください。

その言葉に感動した親御さんたちが子供を通わせてみよう!という気になってくれると思います。

 

(10)剣道団体の関係者とのつながりを深くして集める

例えば、剣道が強いことで有名な地元企業があれば、そこに稽古で通わせてもらって所属する人たちと仲良くなり、正直自分の道場には子供たちが来なくて困ってる・・と相談すれば力になってくれる人はけっこういるでしょう。

大人になっても剣道を続けている人なんて真面目ないい人ばっかりですから。

会社の知り合いの人の子供が近くに住んでいてやらせてみたいと言ってるんだけど・・なんて話が出てくるかもしれません。

 

(11)近所にチラシを配って集める

ただ普通のチラシを配ってもほとんど無駄に終わるでしょう。

今はちらし1000枚配って一人来ればラッキーという時代ですからね。何万枚も1週間に何度か配らないと効果ありません。

ただし、反応率の高いコピーライティングで1000枚配って4~5人来るチラシを制作する方法があります。

それはダイレクトレスポンスマーケティングと言われる手法です。

これはアメリカからきた手法ですが、10数年前から絶大な効果を発揮して、その結果、グーグルさんから締め出しをくらった「情報商材」と言われる販売ページに書かれていたコピーライティングのことだと思っていただければいいでしょう。

ネットでは詐欺まがいの「情報商材」が多すぎたせいで、ダイレクトレスポンスマーケティングのコピーライティングが怪しいもの・・と誤解されていますが、ちゃんとしたビジネスをしていて、薬事法などに抵触しないジャンルにおいて、嘘さえ書かなければ何も問題ありません。

それについては簡単に説明できる話ではないので後日別の記事で紹介します。

 

(12)ネットを使って集める

まずは今一番ポピュラーなウェブマーケティングの手法をいくつか。ただし本気で書くと長くなるので詳しくはこれも別の記事で紹介します。

ウェブサイト(一般的にホームページと呼ばれているもの)を使って集める

これ作っても人こないやーと放置している剣道場多いですね。

それは1回作っただけでほったらかしにしてるせいか、出来が悪いからです。
また人を呼べるコンテンツがないからです。

さらにグーグルなどで人が道場を探す時に打つキーワードをウェブサイトのテキストの中に入れていないため上位に表示されずアクセスされないためです。

リアル集客に効果のあるウェブサイトというのは実はテンプレート(型)があって、それに沿ってやれば意外と素人でも簡単にできます。

ブログを使って集める

ウェブサイトと違ってブログがいいらしい・・と聞いてせっせとウェブサイトともう一つブログで記事を書いて道場の練習状況などアップしてらっしゃる方けっこういますのよね。

それは正しい努力です! ぜひ継続して続けてください。更新が長く止まるとそれまでの努力が無駄になります。

 

メールマガジンを使って集める

「まぐまぐ」や「メルマ!」に登録して、剣道をネタにメールマガジンを月に数回、または1週に1回、配信しておられるネットにわりと詳しい系の人もいるかと思いますが、人は集まっていないと思います。

また自分のウェブサイトにメルマガに登録して!とメルマガ登録用のフォームなどを用意している人もいると思いますが、ほとんど登録されないでしょう。

メルマガは、もう7年ぐらい前からとっくに飽和状態でよほど興味をもたれない限りは登録してもらえることはありません。
ただメルマガは、きちんと戦略の練られた使い方をすると絶大な力を発揮します。

 

SNS(Facebook、Twitter、LINE、Instagram)を使って集める

Facebookは若者離れが数年前から顕著で、若者は皆LINEかTwitter、Instagram(インスタグラム)を使っています。

ですので、LINE、Twitter、Instagramを使った集客が効果的です。ただしそれぞれウェブサイトやブログと連携しないと集客するのは難しいと言えます。

それぞれについて詳しく書くと膨大な量になりますので、後日徐々にいろいろな書籍やウェブページ、動画をご紹介しながら説明していきたいと思います。

「どうせ最後はこっちへお申込みを」とかいって金取ろうとするんでしょ?!と思っている方は、ご心配なく。

がんばって勉強して剣道少年少女を増やしていただければお金だっていつの日にかめぐりめぐって当サイトに返ってくるでしょう。たぶん・・(笑)

お金は天下の回りものっていいますから。

 

PS

いかがだったでしょうか?

長くなりましたが、意外と知恵を絞ればけっこう戦略的な方法はあるものです。

現時点ですでにピンと思いついたことは、明日からでもすぐ試してみてください。

健闘を祈ります!

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