いじめ問題についての考察

黙想

いじめ問題を語る前に

さて、最近アップした前橋育英高校剣道部のいじめ事件の記事がランキングに顔出すなどけっこう読まれていて、かなり前からいじめ問題についていじめに勝つ方法含め、別の機会に書きたいとも言っていたので2~3日時間をかけて書いてみました。

せめて剣道部においては、いじめなど絶対にやめてほしいからです。

異論反論も親の立場や長くひどいいじめに会っていた人など、いろいろな見解があるかと思いますが、正解は人それぞれ自分の胸の内にだけあります。

誰の意見が正しいなどそうそう言い切れるものではありません。

とはいえ、せめて管理人の40年以上生きてきた経験の中で、自分の小学校時代いじめに(短期間ですが)2回ほどあった嫌な経験や中学生時代に見たいじめ現場での経験。
さらに友人知人から見聞きしてきたいろんな人の体験や意見から、今まさにいじめにあっている人、または少しでもいじめに関係してしまっている全ての人に何か解決の糸口になるような視点に気づくきっかけになれば・・と思い、書いてみました。

とりあえずは今いじめにあっている人にむけて書いていますが、中にはいじめを傍観してしまっていて、なんとかしてあげられないかな・・と心苦しく思っている人もいるでしょう。

そういう人もこの記事を読んで、やっぱりこのままではまずい!と考え直し、いじめを回避させる方法へと行動を移してもらえれば幸いです。

またここで前提としているいじめは、1人以上の数人もしくは多数で1人を一方的に心理的、肉体的問わず攻撃することを指しています。

いじめる側の心理

この記事を読む人でまずいじめっ子の首謀者はいないと思います。

なぜならいじめっ子はいじめ問題に関心なんてないからです。

いじめの首謀者というのは、かなり無自覚です。

小学生から中学二年生ぐらいの場合は、いじめは本当に悪いことなのだとはほとんど考えていません。

悪いことだと大人は言うけど、「はぁ? なんで悪いの? 何が悪いの?」としか思っていません。

なぜいじめるか?

この理由については私が10代の頃など、彼らいじめっ子たちの心理がまったく理解できませんでした。

なぜ人を追い込むようなひどいことを平気でできるのか?

彼らに良心はないのか?

もしあるなら良心は痛まないのか?

と。

よくある「いじめを苦に自殺」など、ニュースになったり、たくさんの事例や本を読んだりもしたのですが今一ピンとこなかったというか、リアルに感じなかったので、

いじめをしたことがあると言う友人の内、数人にその理由を直接聞いたりする内にわかってきました。

管理人の場合、彼らの心理がやっと理解できたのは、物事の善悪、日本国民の特性、感情論、心理学などを学んできて、実体験を通してその全体像が論理的に整理できる大人(社会人)になってからでした。

これは衝撃だったのですが、いじめる奴の心理、

それは、

単にいじめるのが楽しいからやっています。

ただ単に面白いからやっているんです。

遊びなんですよ。

彼らにとっては。

相手の気持ちなんてこれっぽっちも考えていません。

自分の気持ちしか考えていません。

これは恐ろしいことですが事実です。

もちろん高校生ぐらいになるとさすがにもう大人なので悪いこととわかっていてやっているのですが、やる理由は同じです。

楽しいから。

面白いから。

大人は真剣になって、深刻にこの問題を考えていますが、当の本人たちは、ものすごく軽く、ただの刺激的な遊びとしか考えていません。

被害者側にとっては地獄なのですが、まるで正反対。

今度は何をしていじめてやろうか本当におもちゃで遊ぶがごとく楽しんでいるんです。

もちろんいじめられている奴が反抗的態度をとったり、誰かにチクったりした時は、すごく腹を立て、その仕返しとばかりにさらにひどいいじめの方法を考え出すのでその時はムカムカしているとは思いますが、良心の呵責なんて1ミリもありません。

(首謀者が怖いせいで、仕方なくいじめに加担している連中にはある程度ある場合もありますが・・)

もちろん本当に後悔したり、反省したりする日はいつか来るでしょう。

(微塵もこない・・なんて人は暴力団組員など裏社会の構成員などになるのでしょう)

いじめられた人から思わぬ反撃にあってショックを受け、悪いことをしたとやっと理解できて反省したり、最悪いじめていた人が自殺してしまったり、いじめていたせいで今度は自分が周りからシカトされるようになったりいじめられるようになったり。

大人に強烈に怒られたり、学校を停学や退学になったりして・・・。

そうして人はやっと分別のつく大人になっていくのです。

そういう経過をへていじめた側が一時やっと反省しますが、すっかり忘れてしまうよう奴も少なくないようです。

事実、私が中学時代に自分と同じ剣道部でチームでは副将、学年では生徒会長もしていた近所の友達は、剣道部内の同期の友達を仲間内2~3人でからかう感じでいじめていたのですが、昨年彼ともう一人その時の剣道部同期で中堅をしていた友達、計三人で飲んだ時その話をしたら、当人はそのことをすっかり忘れていました。

その時の言葉が、

うそ!! オレそんなことしたっけ?

これです。私ともう一人が「すげーやってたじゃん。覚えてないの?ひでーな!」と言っても本人は、すごく困ったような少しショックを受けた顔で「嘘だろ!おれそんなひどいことしたかなー・・・。」ですよ。

彼は中学校では生徒会長をするほど頭が良く人気者で、イケメンというより少しおっさんぽい雰囲気でしたが面白いこと言うので、女子にもよくモテていました。

実際、私から見ても確かにいい奴でした。

その彼が、剣道部で一人の小柄な同期を数人の同じ剣道部員とよくからかったり、防具を掃除箱や道場の床下などに隠したりしていました。

小柄な同期は本当に嫌そうでしたし、そのいじめっぷりがひどいと彼と家もすぐ近くで仲の良い剣道部の部長が「いい加減にしとけよ」と釘指すか、それに私も加わって「それやり過ぎだって・・」と止めに入るかという感じです。

一度彼が道場の床下深くにいじめている奴の防具を隠す時、私にも「ジノもいっしょにやろうぜ」と笑顔で言って誘いましたが、「やらないよ!なんでそんなことするんだよ?」と聞いたら、あっけらかんと・・・、

え? だって面白いじゃん?

これですよ。

私はあっけにとられてしまいました・・・。

結局あとで稽古が始まる一番最初にそのいじめの対象になっている小柄な彼が道場に来て「防具がない!くっそ!またやりやがったな!」といって必死に探しているので、私が「隠し場所は教えるなよ」と言われていましたが、あっさり教え、道場下にいっしょにもぐって取り出した経験があります。

その時は「なんで止めないんだよ!」と彼に怒って言われ、「悪い。言ったけど聞かなったし・・。」ぐらいしか言えなかったですね。(実際やめとけよ!と何度も言ったのですが、彼は楽しそうな顔をして「いや絶対やる!」と言って聞きませんでした・・)

要するにいじめ側の奴とも友達だし、板挟みです。

ただいじめ側に加担はしたくなかったので、彼がきたらすぐ隠されている場所を教えるつもりで一早く道場に行くぐらいしかできませんでした。

いじめた側の彼は今では某大手メディアの本社勤めでなかなか出世しており、ここ数年いじめた側の彼と顔も合わせていましたが、いじめた側は覚えていないのでいじめられた側の彼がそっけないのもよく理解していないようでした(^_^ ;)。

まぁただこの例は、いじめといってもかなり軽い方です。

このレベルなら誰でも遭遇しているのではないでしょうか?

やられている側にとってはすごく嫌な思い出だと思いますが、昨今テレビをにぎわすようなひどい陰湿なケース(最悪は自殺という結果)は次元が違うように感じます。

ただいじめの根っこの構造は同じであることは間違いありません。

こうしてすっかり忘れてしまう奴も少なくなりませんが、あまりにひどいいじめをしていた連中はさすがに忘れるはずもなく、苦い思い出、若気のいたりとしてめったに話さず封印しているようです。

それでもネットでいろんな事例を見たところ、因果応報でしょうか? 子供の頃いじめてしまった奴とお互いいい歳になってから意外なところで再会してしまって、大変気まずい思いをする人もいるようです。

なぜいじめるのか 考えられる原因3つ

いじめをする連中の思考、特質、心理学的な条件などいろいろ考えた私なりの推論です。

<1つ目>

親が最大の原因

これは、具体的に書くと以下のようになります。

親の教育が悪く、しつけがなっていない。

「いじめは卑怯者がすることで悪いこと。人間として最低レベルで恥ずかしいこと。学校の友達などに絶対やるな!」と当たり前のことを教えてやっていない。しつけができていないとうこと。

これが最大の理由でしょう。

これを幼少の頃からしっかり教えていれば、いじめをもしやったとしてもまだ集団ではなく1対1レベルに抑えるはずです。

できれば「もしやったら私の子供ではない。親として絶対許さないぞ!」ぐらいの勢いで言っておいてほしいものです。

ちなみに管理人の場合母親から「いじめは人間として最低の行為。絶対にしちゃダメ!!」と幼少の頃からしっかり教わっていました。

親の愛情が足りない。

二番目はこれだと思います。

親の確かな愛情を十分受けている子は人をいじめて平気な人になど絶対育ちません。つまり十分な愛情を得てないので、人に対する信頼感が薄く、「人など信用できない」と公言するような非情な子に育つわけです。

また自分の子供にきびしくできない過保護な親の愛情は別です。これはまともな愛情ではなく自分のエゴによる愛なので、子供もわがままな子に育ちます。そういう子は親同様自分が何より一番大事で他人には関心が薄いので平気で人を傷つけるような言動をします。

夫婦の仲が悪く、それを子供にあたるケースもやはり愛情不足につながります。

夫婦がいがみあっているので子供にまでかまってやれていない。そのため子供の欲求不満がたまり、身近な子のいじめに走るパターンがあります。

親の性格が悪い。つまり遺伝。

蛙の子は蛙という奴です。

粗暴な親の子が綺麗な心の持ち主として問題のない大人になる可能性はかなり低いでしょう。
(もちろんいることはいると思いますのでもしそんな子が身近にいたら、褒めてあげましょう)

親の性格が悪いため、子供に大きな愛情を持って時にはやさしく時にはきびしく接するなどできないため子供の性格が同じく悪くなるケースは少なくないはずです。

親の知能が低い。自分を客観視して反省し、我が身を正せないほど元から頭がよくない。

いじめっ子でも低偏差値の不良校の中によく見受けられるパターンです。

彼らは悲しくなるほど頭がよくないので高校生になっても小学生レベルのものの考え方を平気でします。

こういうところでいじめにあったら必死に勉強してその世界から抜け出すしかありません。

以下の動画を後で参考に聞くといいでしょう。

今ではよくテレビにでも出る元2ちゃんねる管理人であるひろゆき君の動画ですが、彼は時々とても同感せざるを得ないするどいことをズバッと言うので、参考になります。

「いじめはバカな学校でしか起こらない!」

<2つ目>

自分の最大の関心事における欲求承認欲求が満たされてない。つまり欲求不満なのでそのストレスを解消するためのはけ口として他者をいじめる。

最大の欲求という点においては例えば女子が自分の好きな男の子に振り向いてもらえない時、その好きな男の子と仲良く話をしていた女の子をいきなりいじめ始めるなんて例がわかりやすいでしょう。

また承認欲求というのは、一つは他人から認められたいという欲求であり、他者承認と呼ばれるもの。 もう一つは自分自身が自分を認めているか、今の自分に満足しているか、という基準で自分自身を判断する自己承認と呼ばれるものですが、これが十分満たされていない場合も同じパターンでいじめの動機となります。

例えば親の期待に応えられず、毎日のように親に怒られたりののしられたりしていると、自分の優位性を十分に満足させられる身近な他者を虐げることで、自己満足を果たそうとするケースがあります。

わかりやすくいえば母親が教育ママのケース。自分の夢や欲求を子供に押し付けているため子供は多大なストレスを受けています。「なんでテストでこんな点しか取れないの?」と馬鹿扱いされたりすると、このストレスのはけ口が、学校内でのいじめに走らせるケースもあるでしょう。

人は子供大人限らず自分が優位に立っていることを確認すること、証明することが大好きです。

それがスポーツや勉強などで上位にすんなりいけて、期待に応えられる人間は良いのですが、そうはうまくいかない人たちの中に、いじめという安易な方法にとらわれてしまう人たちは少なからずいます。

自分より体や意志の弱い人をいたぶることで自分はこいつより存在価値があるんだ!優秀なんだ!強いのだ!と考え、自己満足を果たします。

人間は圧倒的優位だと気持ちがいいのです!

いじめっ子がいじめをしている時って本当に楽しそうです。

(はたから見ていると本当に怖い・・と感じますが)

その時は快楽脳となっていて脳内麻薬と言われるドーパミンがドパドパ出ている状態なのでしょう。

ただ退屈だから、刺激的なことないかな~ぐらいの気持ちでいじめを始めるケースもこれです。退屈ということは自分の最大の欲求が自分の能力では多少努力した程度では到底満たされないことがわかっているから、どうしていいかわからずただ無為に怠惰な日々を送り、退屈に感じ、自分の承認欲求をなんとか満たそうと、いじめを始めるのです。

まぁ頭の悪い奴はこういう自分の心理状態を客観的に見たりすることなどまずありません。自分でも無意識かつ無自覚なので良心も痛まず、恥じることないため実にやっかい。

こういう精神構造なのだと語ったところで彼らはキレるだけなので、説明しても無駄です。

<3つ目>

気に入らない奴がいる。接すると本当にイラッとする。ムカつく。さらにいくら言っても聞き入れない、自分の態度を改めようとしない。特に反抗態度がむかつくのだが、周囲の連中も全く同様に思っているようなので皆でいじめることにした!というパターン。

まぁこれは純粋にいじめる側が悪感情にとらわれて始まる場合です。

これはいじめられる奴がたいてい周囲からよく思われておらず疎んじられる存在だったりするため賛同者も多いので容易に発生します。

いじめの首謀者が誰かもわかりづらいほど多数になるので一番やっかいで深刻になりやすいパターンでしょう。

だって皆、あいつならいじめられてしょうがない・・(当然だろ・・)と思っているのでいじめが長期化しやすいのです。

これがいじめられる側にも原因があると言われるケースかもしれません。

※誤解してほしくないので注釈を入れますが、いじめる側が100%悪いという見解は揺るぎません。しかし、物事を科学的に正しく見た場合、原因がなければ結果は生じないということです。いじめられる側にも原因があるので、それが単にいじめという形で結果が生じているということです。それは正邪、善悪で言う話とは別の話です。正邪、善悪で言えば、いじめている側が100%悪いのです。

いじめる人、いじめられる人、それぞれの特徴

経験上からいじめる人いじめられる人それぞれの特徴の考えてみました。

あなたがいじめられた側か、いじめた側かどちらの経験あるのかは知りませんが、自分はどちらの特徴に当てはまるか考えてみると思い当たる節があるかもしれません。

いじめられることが多い人の特徴

・まじめでいい子

・おとなしい子

・争いごとが苦手で反論を避けてしまう子

・自分から喧嘩なんてできない子

・家族以外の人には怒れない子

・正義感が強く、時々ステレオタイプで正論をはっきり言ってしまう子

・よく場を考えず思ったことをついそのまま口走ってしまう子

・先生によく褒められる勉強ができる子

・憧れの異性や先生など大人の前だとええかっこしーの子

・話が盛り上がるような会話が苦手な子

・誰に対しても無口な子

・性格が悪い子

(かばってあげてるのに、嫌な顔するとか性格ひねくれてる子)

・人の言うことを素直に聞けない子

・感情表現が下手な子

・自分の考えや想いをうまく話せない子

・何考えてるかさっぱりわからないめったに笑わない根暗な子

・周囲になじめない子

・かわいくない子

・かわいいけど、自分の意見を主張する以前に争いを避ける癖があって、かつ意志が弱い子

・周囲に自然となじめない子

・友達を作るのが下手な子

・一人でいるのが好きな子

・周りの空気が読めない子

・とにかく不器用な子

・運動ができない子

・容姿がよくない子

・変な挙動をする子

・頭の悪い子

・自分の頭の良さをひけらかして自慢する子

・我が強く周囲に合わせない子

・場を白けさせる面白くない子

・すぐ反論して嫌われる子

・自分の論理に固執して、人の意見にまったく耳を貸さない子

・食い意地がはっててだらしなくぶくぶく太っている子

・貧弱な感じで痩せている子

・女っぽい男の子(イケメン含む)

・ホモっぽい男の子

いじめ首謀者の特徴

・親から十分な愛情を注がれなかった子(親が仕事で忙しい等も含む)

・親が放任主義だった子

・親が乱暴だという子

・親のしつけが緩く、過保護だった子

・親のしつけがきびしすぎて反抗心が強烈に芽生えた子

・家庭環境が悪い子(一人親、夫婦の仲が悪い、親がやさしくない)

・親と同じ遺伝的に元から性格が悪い子(意地が悪い等)

・親と同じ遺伝的に元から頭の悪い子(親が低学歴層に多い)

・頭は良いが悪知恵に働くタイプで道徳的な良い教えを親からしっかり教えてられない子

・体格の良く、力の強い子(要するに体育会系)

・体が元からでかい子

・喧嘩が強い子

・意志が強くわがままな子

・自分がリーダーでないと気が済まない子(支配欲が強い)

・性格が素直ではなくひねくれている子

・すぐカッとなって怒る子

・男なら容姿はあまりいい方ではない子

(イケメンタイプはまれ。イケメンタイプの場合は元から性格が悪く残忍)

・女子ならブスで押しが強い子、常に欲求不満な子

(綺麗だけどわがままに育った子や家庭環境に問題があるケースはプライドが高いだけに残忍)

いじめ首謀者の側近である加担者の特徴

・力の強い奴、頭の良い奴など、自分より能力が上の奴に弱い子

・周りに流されやすい子

・他力本願な子

・常に漁夫の利を狙っている子

・とにかくいつもずるい手を使う子

・せこい子

・常に楽な方法を取ろうとする子

・自分では絶対責任を取りたくない子(何かあっても最終的には首謀者の責任)

・自分から進んで何かをやろうとしない子

・自分が常に何をやりたいかはっきりわかっておらず、特にやりたいことがない子

・力のあるものにくっついているのが一番楽だと無意識に感じている子

いじめと縁遠い人、また傍観者たちの特徴や考えていること

さて、では次にひどいいじめなんかほとんど見たことない、あまり関係したことないという人やいじめの傍観者となってしまった人たちが何を考えているのか書き出してみました。

いじめられない子の特徴

・とにかくハキハキしゃべる明るい子

・よく笑う子

・空気の読める子

(つまり周りの状況や調子に自分の発言や行動をうまく合わせられる子)

・思いやりのある子

・謙虚さや場に応じた遠慮というものを知っている子

・友達思いのやさしい子

・素直な子

・友達がたくさんいる子

・快活で人柄の良い仲間が常に最低2~3人は毎日そばにいる人

・得意なことならリーダーシップをとれる子

・喧嘩の強い子

・もし喧嘩したら意外と強そうだなと思われる子

・本気を出せばグループのリーダーになれるような子

・喧嘩の強い奴やグループのリーダーに逆らわないか、できるだけ関わらないよう対処できる子

・運動のできる子

・いろんな意味で頭の良い子

・自分の目標を達成できる意志の強い子

・人を笑かす力のある面白い子

・ポジティブなことを口にし、常に前向きに努力している子

・綺麗な子

・かわいい子

・男らしいキリとした顔を持つイケメンな子

・嫌な奴はまともに相手せずスルーできる要領の良い子

・大人に好かれる子

・大人相手にもはっきり物事が主張できる子

(時には大人の協力を得られる子)

では、次に傍観者として、いじめ側にいつの間にかなっているという意識もないケースがほとんどである傍観者たちが何を考えていることも書き出してみましょう。

これは当然過去の管理人も含まれています。(私に限らず、これに含まれる人が7~8割でしょう)

傍観者たちが考えていること

・いじめに反対して、今度は自分がいじめられる側になりたくない、絶対!

・一番怖いいじめっ子に目をつけられたくない

この二つがまず脳裏にある大前提だと思います。

次に彼らは何を思っているか書き出してみましょう。(管理人は男なので女性がどう考えているかはわかりませんので今回は除外します)

・いじめは悪いとは思っているが、自分とは関係ない・・と思いたい。勝手にすれば・・とも思っている。

・いじめている側を見て、よくあんなひどいことできるな、良心痛まないのかな・・何であそこまでするのかな・・?と思っている

・いじめられている奴を見て「しょーがねーな、少しは反抗しろ、戦えよ・・」と思っている

(「自分の責任だろ、自分でカタをつけろよ・・」と思っているということ)

・いじめられている奴も、あいつならいじめられてもしょーがねーだろう(暗いし、反抗的だし、変な奴で嫌な奴だし)・・と思っている

・いじめのシーンを見ても「まぁ本当にやばくなったら助けてやるけど、今はまだ大丈夫だろう・・」と思っている

・いじめのシーンを見て、どっちもどっちだ・・アホか?(なんてしょうもない連中だ)と心底呆れて見ている

(いじめる連中には、ガキだなー、他にやることないんか?と思い、いじめられている奴には自分で反抗するなり、対処できない能力の低さに呆れている)

まぁだいたいこんなところでしょうか。

まさに今傍観者となっている皆さん、できるだけはやめに助け舟を出してやってください。

いじめられないための処方箋

前置きが長いっ!いじめられたらどうすりゃいいんじゃ!早く教えんかいっ!

江田島平八郎
と、不幸にも今まさにいじめられる側になってしまった方からの心の声が聞こえてきそうですが、その前にまだもう一つ。

病気にならないためには、普段の生活から病気にならないよう行動しているかどうかが大事とよく聞くとおり、いじめられない体質、習慣を身につけておくことが大事という話をします。

これについて論じる人がほとんどいませんが、これは一番大事なことです。

そのヒントはすでに前段階であったことに気づきましたか?

そうです。

いじめられない人の特徴」にあります。

元から頭がよいとか顔が良いとかはどうにもなりませんが、その他は努力することで変わっていけることです。

特に大事なポイントが、

快活で人柄の良い仲間が常に2~3人は毎日そばにいる人

これ!

こういう仲間が常にいる人になれば、いじめの的になっても心の支えになってくれます。

つまり、良い友達をたくさん作る

これがいじめなどに合わないための一番の処方箋なのです。

快活で人柄のよい仲間たちがいるグループにいると、いじめなどとは無縁です。

※事実、人柄のよい友達が常に周りにたくさんいた管理人は小学生時代の2~3回以外、中学生以上から大人になった今現在までは、いじめられた経験は0です。

ただあるとしたら、やっかいな不良グループなどから目をつけられてしまうパターンでしょう。

しかし例えその仲間ごといじめの的になってしまっても、仲間の友達は快活で人柄の良いためそれぞれがたくさんの良い友人を持っていますから、学校の先生など大人も大きく動かすこともできます。

だから日頃から常に明るく笑って、人柄の良い友達をたくさん作っておくこと

 

これが何より大事なのです!

いい人が集まるところにはいい人が集まります。

悪い人が集まるところには悪い人が集まってきます。

(大人社会でも世にいうブラック企業には当たり前のようにいじめがあるそうです)

ただそういう良い仲間のいるいい人でも、友達に迷惑をかけたくないという想いから一人で解決しようするケースが多々あるのでそこが唯一危険な点です。

もしあなたが今そういう状況であるなら、必ず一人で背負わず、友達、親、先生にと相談してください。相手が一人以上の場合は第三者の協力を得るのが最悪の結果を招かないために必ず必要なことです。

オレはそんないい奴にはなれん、無理!

という多少性格に難のある人、癖のある人も大丈夫。

そんな個性豊かなあなたにはきっとネット上の友達がたくさんいるでしょう(笑)

そういう人はLINEとTwitterを駆使して今から友達100人ネットワークを作っておきましょう。

いじめで追い込まれたら、その状況についてスマホを使って走りながら実況中継のごとくSNSで拡散するのです。

今は最新機種のスマホであれば、「ツイッターを開け!」と言えばTwitterを立ち上げてくれます。

それからすぐに投稿ボタン ⇒ 音声入力ボタンとポンポン連続で押して、「いじめに会って街中で追われている。誰か助けてくれ!」とスマホに向かって話せば音声をそのままテキストにして入力されますので、あとは投稿ボタンを押すだけ。それで投稿できます。

本当にあぶない状況の時はそうやって仲間に警察に通報してもらってパトカーを向かわせることも可能。

中学生以上なら学校の外に出た時、いじめで数人から殴られるような身の危険を感じて走って逃げているくらいの状況なら警察沙汰にしてしまいましょう。

(親御さんが一生懸命働いて税金を納めているのであれば何の遠慮もありません)
うまくいじめている側の連中から暴行を受けている時か囲まれている時に警察が来れば、いくらいじめている側がとぼけようが警察はいったん学校に通報します。

そうしたらもう学校側は動かざるをえませんから。いじめている側の親にも連絡がいくでしょう。

この時に大事なことは、事情聴取の際勇気を出して「こいつらに毎日いじめ被害にあってます!」と必ずもれなく名前を伝えること。警察がきた時、いじめている連中の眼力にびびって警察に何も言うことができなかった場合、後があぶなくなります。つまり報復という名のもっとあぶない目に合ってしまうので、大人に伝える時は腹を決めて、いじめている側の名前を全て伝えることが肝要です。

追加で処方箋をもう一つ追記します。

高校でも大学でも、ときどきタチの悪い奴が中心になっているよくないグループがいます。

ときどき弱そうで暗い感じの奴をからかったり、いじめてたりするようなグループです。

こういう連中とはできるだけ距離を取りましょう。

また話しかけられても、できるだけ向こうがカチンとこないように言葉には十分気を使いましょう。

こういう連中は実に面倒です。

こっちに自分含め剣道部で2~3年猛稽古に耐えた人たち数人いれば、もし本気でからんできたら、こっちも本気でやってやるよ!という意気込みはあると思いますが、できるだけ関わらず、いなすか、ほおっておくのが一番です。

(もちろんこいつらが本当にひどいいじめをしてたら、剣道部の仲間数人集めて止めてほしいですけどね)

いじめに勝つ方法

では、前節で少し触れましたが、いよいよいじめに勝つ方法を伝授したいと思います。

が、その前に一つ、これがないとどんな方法も意味がないことをお伝えします。

必ず必要なマインド

まず先に、結論を言っておきましょう。

最終的にはいじめに勝つには、自分が腹を決めるしかありません。

自分が強くなるしかないんです。

折れそうになる自分の弱い心に立ち向かうしかない

深く決意するんです。

絶対くだらないいじめなんかに負けないと。

たとえもし短期間ではなく何年もかかったとしてもいつか絶対見返してやるぞ!と決めるんです。

いじめられると本当に死にたくなりますが死んだら負けです。

絶対死んではいけません。

死ぬことは負けです。

口惜しくはありませんか?自分は何も悪くないのになぜ死ななきゃならいんだ?と思いませんか?

自分が死ぬぐらいなら、いや死ぬ覚悟があるぐらいなら、相手に一矢でも報いませんか?!

根本的には、なめられているからいじめられるんですよ。

ここで、社会人では知っている人も多い、何年も連続で日本一の高額納税者として名をはせたビジネスの世界で非常に有名な斉藤一人さんという方が、おっしゃっていることを紹介しましょう。(私が思っていたこととほとんど同じだったので)

なめられちゃいけない!

動画を見ていただいたところで、なめられている?そんなことはわかっている。

だからどうしたらいいんだよと思ったでしょうが、この事実は変わりません。

なめられているということ、もっとわかりやすくいうと

あなたが弱いからいじめられているんです。

いや、正確にいうと、弱い・・と思われているからいじめられるんです。

自分たちがビビるようなことは、こいつは何もできないと思われているからいじめられるんです。

その周囲の認識をひっくり返してやらない限り状況は何も変わりません。

あなた自身が変わらない限りは何も状況は変わらないのです。

あなたへの勇気の糧として追記したいのが、子供の頃ひどいいじめにあったせいで、自分を変えたくて始めたボクシング、極真空手など格闘技の世界で、日本一どころか世界一の選手になった人もたくさんいます。

だから武道を習うのも一つの手でしょう。

しかし体力に自信がどうしてもないのであれば、別の道でもかまいません。

例えば私が大好きなアーティストにEXILEがいますが、その中でボーカルであるATSUSHI君は高校時代にきついいじめにあったそうです。しかしアーティストとして大成功し、いじめっ子たちを見返してやりました。

いじめた側はおそらくテレビを見ながら「何がアーティストだよ。オレは高校の時、あいつをいじめてたぜ」なんて得意げになって周囲に言っていたかもしれませんが、間違いなく軽蔑されて周囲から白い眼で見られたことでしょう。

今の経験を無駄するかしないかはこれからのあなた次第です。

次の記事では、確信の持てるいじめに勝つ方法をいくつか書きましたので、解決の糸口として参考になれば幸いです。

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