どもっ! 【エンタメ剣道】管理人ジノです。
ほんとに誕生しちゃいましたね(汗;)。トランプ大統領!!
私は10年前からテレビは全く見なくなり、一昨年まではでっかいプラズマテレビも持っていたのに人にただであげちゃいましたので、昨日はテレビのある快適で綺麗なネットルームを借りて、そこに酒やつまみを持ち込み、「こもりん」と化してアメリカ大統領選の行方を仕事もせず、1日中ずっと見ていました(笑)。
やはりまだニュースなどリアルタイムで質の高い映像と情報を得るにはテレビが残念ながら必要なんですよね。
ちょっと過去を振り返ればホリエモンがフジテレビの買収に成功して、牢獄に送り込まれるなんてことがなければ今頃、テレビとネットの垣根なんかなくなってて、もっと早くネットでもリアルタイムで普通に民放が見れたはずなんですが。
ただやっと今年、2016年10月26日より「日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ」の民放大手5社による「TVer(ティーバー)」が開始され、ニュース系番組始め見逃した番組の多くが後で見れるようになったのはありがたいことです。
それはともかく、トランプが大統領になって、これは「トランプショック!」なんて言われるんだろうなーと思っていたら、翌日やっぱり各局「トランプショック!」のオンパレード(笑)。
もちろん私もショックを受けてたんですが、テレビを見ても当のアメリカ人で品があり、教養と収入レベルの高い人たちは、相当ショックを受けていたようです。
あんな人間がアメリカ大統領になるなんて・・と。
私もこの結果には、非常に失望しています。
ここ10年の情報収集でアメリカが世界に対して行ってきた悪魔的な暗部については今ではかなり知っているつもりでしたが、それを知った上でもまだあった憧れも羨望も吹き飛んだ気がします。
あんな人がトップに立つ国なんかより、全然日本の方が過去の歴史を振り返っても誇りが持てる優秀でいい国じゃないかと。
民主主義を世界に切り開いた功績や大好きなアメリカンカルチャーに対する敬意は死ぬまでなくなりませんが、もう無条件に抱いていたアメリカに対する「世界中から超優秀な人が集う世界一のすごい国」という憧れは消えました。
政治の世界にどんだけ人材いないんだと・・・。
ハーバードもMITも世界トップレベルなんてもう認めない。
山ほどいるおまえらのOBは何やってんの?と問いたい。
どんなに優秀な頭脳も、ガリ勉ばかりでリスクを恐れず自分の国を率いる慈愛と気概と勇気を持つ人間が不在なら、たいした価値はない。
グーグル、アマゾン、マイクロソフトの経営陣たちよ、お前ら超優秀なんだろう?
会社辞めて、4年後出馬しろよと言いたい。
自己の欲望を満たすだけの金と権力をこれ以上追い求めて何の意味がある?
数年後シリコンバレーで起業しようとしている誇り高い天才ティーンエイジャーたちも政治家に転向しろ。
お前らの国は今世界中からがっかりされてるぞ。
アメリカは終わった・・と。
Facebookを見ても、知人にアメリカ人で日本語ペラペラな人がいて、その人のコメントをみると、やっぱり一昨日までヒラリーが余裕で勝つと自信満々のコメントを残していたから、今頃恥かいたと思っている事でしょう。
他にもFacebookでつながりのある過去の私の仕事仲間は、いずれも例え規模は小さくても業界上位レベルの企業に属する優秀な人ばかりだったのですが、皆一様にびっくりしていました。
私がトランプやばい!とコメントをアップしてもほとんど「いいね」が押されなかったところを見ると、みんなトランプなんて当選するはずない、アホか!と馬鹿にして高をくくっていたのだと思います。
アメリカメディアの大半もヒラリー圧勝が大半の予想でしたから無理もないのかもしれません。
私が今日まで情報収集した結果、なんでこんなことが起きたのか、なぜメディアも読めなかったのかわかってきたのですが、その理由は、アメリカで起きている移民問題、雇用問題、医療問題からきびしい経済状況に陥り、いわば負け組になっていた人たちの偽らざる本音、政治家への不信、死にもの狂いの熱狂的支持が、パワーとなって爆発したからだと感じました。
そしてその負け組の数は、おそらくアメリカ国民の半数以上に及ぶのではないか?という印象です。
私の友人たちやそのつながり、そしてメディア側の連中も皆、知識人でいわばエリート層、勝ち組側でその世界観の中で生きているわけなので、負け組の人たちの状況と気持ちがわかってなかった、いやわかるわけがなかったんだと思います。
さらに移民流入大反対など「隠れトランプ支持者」が勝ち組の人の中にも実は予想以上にたくさんいたという事実が最後に発覚したこと。
選挙の進行をずっと見ていたところ中盤までアメリカがまさに二分されたような状況が続き、わずかヒラリー優位でほぼ拮抗していた票数が、後半大詰めになってついにトランプが「選挙人」の数でも逆転しました。
トランプ自身は超金持ちで高学歴のエリート側ですが、アメリカという国を愛する心は、上下関係ありません。
彼はアメリカ人なら知らぬ人はいない不動産王。一部の報道ではオバマの時は20億ドル、日本円に換算して約1590億円かかったと言われるほど巨額の費用が必要な政治資金でさえ自費で賄える超金持ちだということですが、その点が彼自身だけでなく、民衆が支持する、信用に値するプラスの材料となったようです。
さらにトランプは政治家ではなく今まで経営者とはいえただのビジネスマンだったこと。
つまりアメリカを今まで支配してきた既得権益を持つ裕福層や政府関係者からの呪縛から完全に逃れることが可能だったたいう、一見デメリットの思えることが今回の選挙ではすべてメリットになったということです。
オバマ大統領もそうだったと思いますが、結局政治家になるにも政治を行うにも、多大な影響力を持つ「有力者」と言われるごく一部の勝ち組である人間の利益に反する事、許容できない事は、彼らの金銭的支援を受ける以上ほとんどできない。
これがネット時代の今、国民側も嫌というほどわかっていたということでしょう。
そこで政界、財界になんのしがらみも資金的にも負うところもなく、ポリティカル・コレクトネスと言われるなどモラルの観点から言いにくいこと、言えない本音も全部一般人の視点からぶちまけ、しかもそれが実行可能な男を多くの人が支持するという構図になった。
対するヒラリーは、いわずもがな元大統領クリントンの妻であり元国務長官で、既得権益のしがらみがっつり。
貧乏くじを引かされ続けた人間の側からは、まったく信用できない支配層であり続けた人間。
実際相当腹黒い人物だと私も思いますし、裏を知るのが怖いというか知りたくないぐらい。
両方選べない、選挙は白紙で投票するという人が若者含め多かったのもうなづけます。
そして、もう生活かつかつの余裕のない人間からしたら、品性下劣だろうが、これ以上経済、社会的状況がよくならないぐらいなら、自分たちの本音を代弁して思いっきり変革してくれそうなトランプで構わないという心情だったのでしょうね。
そんだけ、アメリカ国民の大多数が追い込まれていたことを当の我々日本国民も経済状況苦しい状況だけに理解していなかった・・。
止まらないメキシコを筆頭にした移民の流入
↓
上記の影響もあり治安も悪化
↓
ブルーワーカー層は雇用機会も奪われるケース増大
↓
白人至上主義復活
こういった側面やまた、
・TPPへの参加によって国内の製造業は弱体化し、雇用も縮小
・オバマケアと呼ばれた国民皆保険も失敗し、改善されない異常に馬鹿高い医療費問題
・学歴主義のアメリカのため若者は無理して大学に入学するが大半は重い学生ローンを背負わざるを得ないこと
などなどこういう背景も。
アメリカ自体にもう何の余裕もないのに、世界の治安を維持する警察とばかりに対外戦略で軍事に莫大な金を費やしている。
バカかと。(by トランプ)
我ら日本からしたらそりゃアメリカさんが過去自分たちで勝手にやってきただけでしょ?
何言ってんの?
というところですが、アメリカの一般国民、特に負け組層からしたら、国の安全保障戦略なんてどうでもいいし、理解どころか想像さえ及ばない話。
勝ち組とは言え、トランプは政治家ではなく骨の髄からビジネスマン(商売人)なので、ほとんど経済上の損得からしか考えていないから、結論は大差なかったんでしょうな。
先日トランプが大統領になったら、日米安保も解消される可能性を示唆しましたが、いろいろな媒体の記事を読むとトランプは日本に駐留する米軍の費用負担を日本が七割も負担していると知らず「そんなに払っているのか?」驚いていたそうなので、さすがに全額負担しろとまでは言ってこないと思います。
とはいえ、海外の安定維持のために使ってきた莫大は軍事費を削減することによって浮かした金を国内の雇用や医療費などの補てんに使うことを考えていると思うので、もっと払えと言ってくる可能性は捨てきれない。安心はできないでしょう。
今出回っているネット記事で誰も書いてないことですが、トランプって、日本人で言えば、冒頭で出てきたホリエモンが過去の彼のままでいくところまでいっちゃった悪夢的なイメージだなという印象を私は持ちました。
数年前のホリエモンが捕まる前の時代の寵児となった傲岸不遜な時代の彼です。
ビジネスマンとして成功し、多大な富を手に入れ、ビジネスマンとしてするどくクールな感性と損得勘定でスパスパと何でも割り切り、批判を恐れず一般常識などアウトオブ眼中で言いたいことを言いまくる。
彼も出馬しましたが、あのまんま首相になっちゃったみたいな。
日本では「出る杭は打たれる」が半端ないので(事実無理やり牢獄にw)、この日本であの傲岸不遜な態度のまま首相になるなんて、あのライブドア事件がなかったとしても99.9%無理だったと思いますが、そこはアメリカ。
資本主義の最たる国であり、合理的で且つ個人主義的な性格を持つその民族性から・・・
なっちゃうんですね~(汗;)
と思いました。
出所した今のホリエモンは、テレビで見たみなさんも感じていると思いますが、昔の傲岸不遜な態度は改め、だいぶ変わったと思います。
彼自身は本質は何も変わっていないと言いますが、少なくとも反発を買う態度や言動は控えないと無駄に敵を増やし、無駄な労力という対価を支払うことを学んだように見えますよね。
今は私も起業家みたいなもんなので、よくYoutubeのホリエモンチャンネルとかよく見るのですが、昔ならアホかと相手にしなかった人の質問にも真面目に考えてアドバイス送っていたりと、とても精神的に成長していて、今なら政治家やらせていいんじゃないかとさえ思います。
話はそれましたが、今回のようなまさかのダークホースの出現が、現実に大統領になった過去の例として、ロナルド・レーガンがいるそうです。
私のようなアラフォー世代としてはロナルド・レーガンが当選前はただの俳優だったことは知識としては知ってましたが、ほとんど立派でしっかりしたまともなアメリカ大統領という印象しか残っていません。
彼のようにトランプも大統領になったら、品性をしっかり身に着け、大統領らしくなる事を祈るばかりです。
最後に、彼の情報収集をする中で私が見た記事をいくつか紹介します。
アメリカ屈指の名門校、ペンシルベニア大卒。仕事では緻密な優秀さで、酒を飲まず、浮気はしない主義など意外と真面目な側面が垣間見れて、頭のおかしい人ではないんだな・・と(笑)、ちょっとホッとするポイントもありますよ。
私が読んでいない記事もありますが、もっとトランプについて一気に知りたい方は以下のインデックスでどうぞ。