こんばんは。管理人のジノです。
3月にも入ってそろそろ寒さもやわらぎ、寒いの苦手な管理人としてはほっとしつつも、本当に春の到来が待ち遠しいです。
でもまだまだ夜はコタツやストーブの前から離れられない日が続くと思いますので、パソコンのモニターを前に置いてゆっくり見られる剣道好きなら気に入っていただけるであろう三つの日本映画をご紹介します。
例によっていずれもアマゾンプライムで無料で視聴できます。
*********************
レビューで絶賛する人が多いので見てみた映画ですが、確かにとても良い日本映画でした。長く剣道をしている人ほど日本人武士の心を一部でも理解、共感できると思い、今回お勧めします。
この映画は海外の人には特に日本好きな方でもない限り地味ーな主役とストーリーなので、普通にウケないでしょう。また今の日本の若者でも社会の中で生きることの苦労をまだ知らない20歳以下であればこの映画は面白くないかもしれません。
しかし価値観が多様化している今の日本でも根強く残っている日本人が愛する人物像、感性、価値観が描かれていると思います。
出世することよりも、自分の愛するものを最優先する人物像。
決して殺を望まぬが、強い。
清兵衛演じる真田広之は、自分のような昭和世代にはおなじみの役者であり、私も若い頃のアイドル的なアクション俳優時代から大好きだったのですが、今ではトム・クルーズの映画「ラストサムライ」を契機に世界でも一躍脚光を浴び、ハリウッドでもおなじみの役者になっていますね。
そんな彼ですが、この映画ではあのイケメンのルックスからこんなしょぼい雰囲気の侍まで違和感なくこなす懐の深さと幅広い役者としての彼の才能にあらためて脱帽といった感じです。
清兵衛の憧れの女性役が、宮沢りえだったというのもナイスキャスティングだと思います。
ぜひお楽しみください。
藤沢周平原作の必死剣シリーズ「たそがれ清兵衛」同じく山田洋次監督の映画。
永瀬正敏主演。松たか子もとてもいい演技をしています。
こちらも「たそがれ清兵衛 」とストーリー的に似ていますが、レビューを見るとこっちの方が好きという人も多いようです。
主役の片桐宗蔵という人物にとても共感するというか自分でもそうする!という人なら私は絶対友達になれると思います。
もちろんこの時代に片桐宗蔵のように行動できる人は私含めそうそういないでしょう。
だからこそ余計に。
ラストはとても幸せな気持ちになれますよ。
こういう映画がもっとあってもいいんじゃないでしょうか。
藤沢周平原作の必死剣シリーズでもこちらは上記二つと監督は違いますが、主役の豊川悦司またしぶいいい演技をしています。
特にラストの戦いと結末は「隠し剣 鬼の爪 」とは対照的に陰惨(汗;)ですが圧巻です!
*********************
ちなみに藤沢周平原作の必死剣シリーズは三部作としてあと木村拓哉が主演している「武士の一分」があるようですが、そちらは残念ながらアマゾンプライムになってませんでした。
こちらもいつか見てみたいと思っています。
さてあなたはこの三つの作品でどれが一番気に入るでしょうか?