剣道部高2男子ランニング中行方不明で山中さまよう

山中で迷子

これ昨年の12月19日の記事と遅いのですが、ちょっと自身の経験で思い出したこともあって紹介させていただきます。

剣道部ランニング中不明の高2男子発見、途中で遅れ山中さまよう? 奈良・十津川

奈良県警五條署は19日、部活の練習でランニングに出たまま行方が分からなくなった十津川村の高校2年の男子生徒(16)を村内の村道で発見した、と発表した。けがはなかった。ランニングのコースから外れ、一時山の中に入り、さまよっていたという。

産経WEST (2016.12.19 08:11配信)

 

「19日午前1時20分ごろ発見した。」ってことは見つかったのはなんと深夜! 見つけてもらえてよかったですね、本当に・・。

 

数年経てば仲間内で笑い話で語れるネタになると思います。

 

ランニングのコースから外れ、一時山の中に入り、さまよっていたってこと、実は自分も心当たりがありまして、急に思い出して思わずちょっと自嘲気味に「プッ」と吹き出してしまいました。

 

 

そんな管理人のアホなエピソードをここでちょっと書いてみたいと思います。

 

私が高校時代剣道部に所属していたことはちょくちょく書いてますが、その高校は丘のイメージに近いとはいえ、なだらかな坂を上った小さな山のてっぺんにありました。

その周辺は田畑や住宅街が広がっていて、校舎の周辺は木々がかなり残っていたのでやはり丘というより小さい山を切り開いて建てた高校だったんです。

 

その山を下った周辺は田畑が広がっていたので、ランニングコースには困らないといいますが、むしろマラソンするにはぴったり(笑)

 

で、確か夏休みだったと思うのですが剣道部って夏休みでも毎日稽古あったりしますよね。

 

でも私が行ったその日は部員が誰も来なかったんです。

 

今みたいにスマホどころか携帯電話もない時代でしたから、「あれっ?なんでみんな来ないの?(汗;)」と思い、本当にいくら待っても誰も来ない・・

 

 

さすがに1時間も待って誰もこないので、今日は休みだったのか・・とさすがに悟った私はこう思いました。

 

 

せっかく学校に来たんだ。ランニングでもしよう!

 

 

そして、剣道部員で揃えたお気に入りの黒のアディダスのジャージを着て、校舎の周辺をぐるぐる周り始めました。

ここまではいいんですよ。

 

えらいでしょう? そこで帰らず自主トレーニングしてるのだから・・。

 
 
 

でも問題はここからです。

 
 
 

「いつもと同じ校舎の周りをぐるぐる走っているのもつまらない。今まで走ったことのない面白そうなコースを走ろう!

 

 

そう思い、校舎の周辺の道路をどんどんそれて住宅や田畑があるあたりも超えて、どんどん大きく広いコースへと、校舎から何キロも離れて走っていきました。

 

途中までは何キロ先に校舎があの辺だなとわかるあたりをぐるっと回っている感覚だったのですが、気が付けば・・

 

 

どこだよここ?(汗;)

 

 

 

もはや校舎があったところは、完全に違う街。それも知らない街!

 
 
 

道路の標識を見て、「あ、こっちだ!」と思って必死に走っていったらまたすごい広い田畑に出てしまいました・・。

 
 
そこからまた大きく迂回するのも校舎からさらに遠くなる気がして走って田畑をつっきりました

 

ひろーい田畑を一人走っている内に思います。

 
 
 

何やってんだオレ・・・・(汗;)

 
 
 

広い田畑の中を一人坊主頭の高校生が黒いジャージで走っているのですから誰かに見られたら相当変

 
もはやトレーニングでも何でもなく、道に迷った一人の間抜けな高校生。
 
 

その恥ずかしさでますます早くつっきって校舎に戻らねばと考え、田畑をつっきって必死に走る走る・・・・。

 
 
 

そして延々走って、道路に出ました。

 

たぶんここがあの辺で校舎方向に戻れるはず!

 

 

と思っていたのですが想定していたイメージと全然違っていてますますどこかわからない所に出てしまいました!

 
 
 

ひー!

 

 
 
とそう思って走る内に気が付けばどんどん日が暮れて暗くなって来ていました。

 
 
 

そしてとっぷりと薄暗くなった頃、へとへとになった頃、遠くに見えてきました。

 

学校の校舎が!

 

もう汗だくでヘロヘロになって校舎に辿り着いた私はもうホッとするやら恥ずかしいやら。

 

 
 
アホやオレ・・・

 

 
 

そう思いながらヘロヘロな状態で自転車こぎこぎ自宅に戻り、部員に電話してみたら、その日は先生が用事あるからとかで稽古休みだったとのこと。

 

 

お前先日登校日だった時話聞いてなかったのかよ、馬鹿だなー(笑)

 

 

とめちゃ笑われ、自分も笑ってましたが、その日自分がしてたことは恥ずかしくて誰にも言ってません。。

 

これが山の中だったらしゃれにならなかったと思えば、この記事の彼は本当に無事でよかったなと思います。

ちなみに私、幼稚園から小学二年生の頃まで九州と沖縄の間にある喜界島というとても小さな島に住んでたことがあるのですが、その時に一回山の中に迷い込んでめっちゃ焦った経験があります。

 

山の中での遭難は本当にやばいですから。

 

皆さんも遭難というのはちょっとした油断から誰にも起こりうることなんで十分注意してくださいね(笑)

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