前橋育英高校剣道部のいじめ問題

剣道マンならいじめに負けるな

今年のインターハイにも2年連続5回目の出場を果たした前橋育英高校で、最近大変な残念なニュースがテレビや各メディアの記事でとりあげられ話題になっているのはすでにみなさん知っているでしょう。

前橋育英剣道部でいじめ 退学求める[FNNニュース 動画]

いじめ加害者に自主退学要請[ニフティニュース 動画]

各メディアの報道について

前橋育英の剣道部でいじめ、加害側3人に自主退学求める

前橋育英高校(前橋市)の剣道部で、1年生の男子部員2人がいじめに遭い、学校側がいじめた側の1、2年生の男子部員3人に自主退学を求めたことが分かった。8日を期限に退学届の提出を求め、3人とも了承しているという。

同校によると、いじめられた2人は6月下旬から1カ月間、練習中に必要以上に竹刀でたたかれたり、無料通信アプリ「LINE」で悪口を言われたりした。学校側は7月下旬にこの事実を把握し、3人に話を聴いたところ、いずれも認めて反省しているという。

今回の措置について、神山義幸教頭は取材に対し、2011年に大津市の中学生がいじめで自殺したことに触れ、「被害者保護を第一に、時代の流れなどを総合的に考えた」と説明。いじめられた2人は登校しているという。同部は現在、活動を自粛している。

2017年9月7日18時01分 [朝日新聞デジタル]

以前から当サイトのいろんな記事で、いじめをするような人間は剣道をやる資格などないと書いてきましたが、こうしてテレビまでも取り上げられてしまうなんてことは今までめったになかっただけにとても残念です。

このようにテレビを筆頭に各メディアの注目を集め、報じたのもインターハイに出ている強豪校だったからでしょう。

剣道部と言ったって普通の部活、「いじめなんて普通にあるよ」といったらそりゃあるでしょう。

しかしそれでもなお剣道界を指導し、見守る側の大人たちからしたら、絶対になくしていかなければならない問題です。

なぜなら剣道の目的は、剣の理法の修錬によって人類の平和繁栄に寄与できる人間形成の道にこそあるのですから。

今回の対処について

記事を読むとどうやら学校側はいじめた側を退学にして一件落着としているようですが、それが果たしてベストな選択なのでしょうか?

もちろんいじめた方の責任は重く、当然の処置を思う人も多いかもしれませんが、彼らを指導していた担任の教師や剣道部顧問の責任もあるはずです。

担任の教師や剣道部顧問にも処罰を与えろと言いたいのではありません。

彼らの指導に問題はなかったのか?

もしあればこのような問題が二度と起きないように彼らこそいじめを起こさないための教育的指導やいじめ問題を学ぶためのシステムが必要なのではないかということです。

いじめた生徒も学校から退学という形で放り出して終らせるというのも無責任な処置に思えます。

いじめ問題の解決策は?

いじめ問題は根の深い問題です。

特に島国根性、本音と建て前の社会と言われる暗い側面をもつ日本人の特性によって大人からは気が付きにくい側面があります。

まさかあの子がいじめの首謀者だったなんて・・・ということだってよくあります。

実際大人の前では子供はやりませんからね。

私が青春時代大好きだったバンドにTM Networkがありますが、その時ベース担当だった木根さんがこの問題について長年取り組んでいるとヤフーニュースで流れていたのでピックアップしました。

木根尚登、いじめの両方を体験 本と歌でいじめ撲滅訴え「傍観者に届けたい」

木根さんはいじめる側が100%悪い!と言っており、傍観者はいじめに加担しているも同然という見解は私も同意します。

私は誰かをいじめた経験は大人になった今までただの一度もありませんが、クラスや友達の中で傍観者となっている自分も同罪だよなーと小学生の頃すでに気づいていました。

だから時にいじめられている奴をかばってやったり、時には励ましたり、いじめがひどい場合は、いじめている連中に気をそいでやったり、いい加減にしとけやとなだめたりもしました。

しかし・・・・。

ただ一つ、私の経験上解決策としてはっきり言えるのは、

いじめられないためには、いじめられる方が強くなるしかない!

これです。

ただこれだけです!

いくら大人がなくそうとしたって完全になくすのは100%無理です。

私も短い期間でしたが小学生の、3年生と4年生の時だったかクラスでのいじめの順番が回ってきた時がありました。

その時はいずれも短期間で終わりましたが、「いじめなんて本当にくだらない! そんなことするんてどんだけ子供なんだ?(とか小学生で考えてましたw) 俺はそんなくだらん低次元なものに絶対負けない!」と決めて、毎日必死に腕立て伏せして体鍛えてました(笑)。

だいたいいじめの中心になってる奴がいるんですよ。

そいつと喧嘩して勝てばいいんです。

まぁ小学生時代ならそれですむんですが、中学生以上になるとそうもいかなくなるんですけどね。

大人側ができるのは教育の場で、

いかにいじめがくだらなく、最低で卑怯な者がすることか徹底して、しっかり教えること。

もしいじめられたら、どうしたらいいかしっかり教えてあげること!

この二つが大事だと思います。

いじめに勝つ方法について

いじめ問題についてはまた別の機会で論じたいと思います。

その時はいじめに勝つ方法も書きます!

あと、今現在、中学生以上で、いじめられている人がこの記事を読んでいる人がいたら、明日でもいいです。

即効で、両親に話し、顧問の先生か、担任の先生、その二人が信じられないようであれば、信頼できる先生をつかまえて、すぐ相談してください。

いじめられて困ってます!」と。

これ恥ずかしくもなんともありませんから。

恥ずかしいのはいじめている人間です。

あなたじゃありません。

人間として最低で、低俗な連中です。

人として恥ずかしいことをしている最低の連中です。

あといじめられそうになったら、会話をスマホの録音機能や安価で小型のレコーダーをポケットに忍ばせて録音しておきましょう。

証拠さえ残せば、大人は動かざるをえません。

いじめる方の連中に「チクリやがったなこの野郎」と後で言われるのが怖いと思いますので、できるだけ友人一人一人に少しずつ話して、大人にも一人、また一人と数人にいじめれていることを相談してみてください。

特にその録音した音声を大人に聞かせれば、それを聞いた人はいじめた連中が本当にいじめていたという事実を知ってしまいましたから、もし何も協力してくれなかったとしても、何もできなかった責任を感じているので、だんだんそのことを人に話し始めます。

その影の噂のような話が、だんだんといじめた連中を追い込みます。

なんとしてもいじめに打ち勝ちましょう!

スポンサーリンク
剣道マンならいじめに負けるな