戦時の逆境に打ち勝ち カナダ初の剣道クラブ

剣道の正座

カナダのニュース

カナダに始めてできた剣道クラブが、カナダの地域社会に溶け込みながら今も健在で日本の伝統を守っているという記事があったので、紹介しておきたいと思います。

戦時の逆境に打ち勝ち カナダ初の剣道クラブ

カナダの剣道

カナダ西部ブリティッシュ・コロンビアにある剣道場は、第2次世界大戦中の日系人強制収容と密接に関わっている。

カナダの地域社会に溶け込みながら、日本の伝統とのつながりを守ってきた人たちに話を聞いた。

引用元:BBC Japan News 2017年07月24日

この記事の動画を見ていただくとお分かりの通り、第二次大戦が起きた時、日本人は一度日本に皆追い返されたとあります。

でも戦争が終わったらカナダに戻って地域に貢献しながら活動を続けたんですね。

分断されつつある世界

今、アメリカのトランプ大統領が象徴するように世界が分断されつつあります。

言うまでもなく人種問題です。

昨日管理人ブログに書いた通り、朝鮮戦争の再開が俄然現実味を帯びてきたこともあり、第二次世界大戦以降しばらく戦争のなかったこのアジアの平和もついに破られてしまうかもしれません。

そんな中、異文化の中に溶け込んで自国の文化を継承しているというこのニュースに少しほっこりしたのでピックアップしてみました。

私も数年前埼玉の新座市で、8歳ぐらいの女の子がいるカナダ人の高校英語教師の女性から二階の部屋をシェアさせてもらっていっしょに2年ほど住んでいた時期があったのですが、カナダ人は温厚ないい人が多いなぁと感じています。

もちろん海外の人なので言う時ははっきりびしっ!と言うんですが・・(汗;)

カナダはイギリス系(40%)、フランス系(27%)の他、ドイツ系、イタリア系、中国系、ウクライナ系、北米インディアン、オランダ系、ポーランド系と続く多数の移民からなる国家です。 カナダでは各民族がコミュニティーを作って、自国の文化や伝統を維持しつつ、共存しています。

アメリカでは今白人と他の人種(特に黒人)との軋轢がトランプが大統領になってから顕著になっていますが、カナダを見習ってほしいですね。

かくいう日本ではご存じの通り今、少子化のため若年労働者が減っていて、産業界において人手不足が深刻化。そのため今の政権は外国人労働者の受け入れを開始し、ついに100万人を突破したそうです。

外国人労働者「100万人突破」で日本が直面する「移民問題」

つまり、ついに日本もフランスやイギリスのように移民問題を抱えるようになってしまった・・ということです。

私もここ新宿ではほとんどのコンビニが外国人労働者に切り替わったのを目の当たりにしていて驚いています。

日本人は温厚ですから、よほど問題なければ排撃はしませんが、あと5年もすれば定住した彼らとの摩擦問題がメディアを賑わすようになるでしょう。

特に政府が反日政策をしており、日本人の感性では自己中心的な考え方が理解し難い中国や韓国の人との摩擦は顕著になると思います。

世界に広まる剣道

そうした時代背景は脇において話は剣道に戻りますが、いまでは剣道は世界に広まり、各地で剣道に熱中する外国人の方も多く、世界各地で開かれる世界大会はみなさんご存じの通り、大変な熱戦が繰り広げられます。

第1回(1970年)の参加国は17国だったそうですが、近年は40国前後まで増加。

今度の世界大会は来年、韓国の韓国・仁川市 南洞体育館で2018年9月12日~16日に行われます。

海外の人にとって剣道という武道は、競技そのものよりも、節度や礼節、そして自己を高めるための手段としてその精神性について学ぶことに魅力を感じている方が多いそうです。

これはとてもうれしいことですよね。

戦争なんかするよりも武道の試合やスポーツの試合で、はり合うくらいがちょうどいい。

これこそ人類が生き延びるための知恵だと思います。

来年は韓国で行われるだけに、韓国チームは今度こそ日本を破り優勝してやるとそれこそ血反吐をはくほど練習していることでしょう。

もちろん日本勢も負けてませんよー!

才能あふれるものすごい若手が大勢育ってきてますから。

というわけで、来年の世界大会が無事行われることを祈りましょう!!

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