人生の格言を転用してみる
「人の振り見て我が振り直せ!」
これ日本ではよく言われますよね?
自分も親から小学生の頃言われ、そのように心がけてきました。
でもだいたい30歳も過ぎたころからそんなこと、だんだん忘れてきます。
特に30も半ば過ぎたころからは、人間、自分の悪いところに気がついてももう直りませんと諦めて開き直る人が大半です。
開き直る人はまだいいかもしれません。
そのような自覚さえない人の方がむしろ多いでしょう。
でもまだ恋愛、そして結婚をあきらめきれない人は、この言葉をぜひ思い出してください。
誰の振りを見て自分を直せばいいのか
ではどのような人の振りをみれば良いのか?
ここがポイント!
自分の身近な同僚や友人ではありません。
自分をどうやら好きらしい、気を引こうとしている異性の振りをよく観察してみてください。
そんな人が今いないとしても、今まで一人や二人はいたはずです。
その人たちをよく思い出してください。
人間不思議なもので、自分より容姿や能力が劣っている人から好かれます。
そして自分は自分より容姿や能力が高い人、自分にないものを持っている人を好きになります。
容姿も自分がもやっとした容姿ならすっきりシャープな顔立ちの人を好きなったり。
逆に自分に似た顔立ちの人を親近感とともに好きになるケースもありますが(笑)。
でもよく考えたらそりゃそうですよね。
人を恋愛感情として好きになる。
それは特別な感情であり、特別な関係を欲しているわけですから、ちょっと好きどころではありません。
相手が自分より全てが劣っているケースは考えにくい。
テレビにでているアイドル、タレント、プロの野球選手、サッカー選手、ゴルファー、またはお笑い芸人。
皆そこらへんで歩いている人、普段職場にいる身近な人の9割よりはるかに容姿や何か特定の才能についてトップレベルで能力が高い人たちです。
だから憧れるし、好きになる。
例えば、女子高に赴任してきた若くてイケメン、そして大人の雰囲気をまとった先生に女子生徒が夢中になるケースはまさにそれ。
身近でも皆から好かれ、羨望の的になる人は、めちゃくちゃ仕事ができたり、面白かったり、性格が良い上に容姿が良かったりします。
自分より容姿やまたは内面に持つ何かの能力が高いとは全然思わないけど、あの人のことが大好きだ・・。
なんて言う人もいるでしょう。
でもよく考えてみてください。
本当にそうでしょうか?
何か自分にはない、持っていない魅力があるからではないですか?
自分よりやさしかったり、自分にきびしかったり、自分より仕事をもくもくとがんばっていたり。
自分にだけはやさしかったりしたとしても、あなたはその人ほど人にやさしくできるでしょうか?
人のことをそこまで思いやれるでしょうか?
人は何もかも自分より劣る人を本気で好きなるケースはあるとしてもごくまれでしょう。
もしあるとすればなにか錯覚しているだけだったり、または騙されているケースが少なくないのではないかと思います。
錯覚。
それは実は同情だったり、自分がたださびしかった心を相手がタイミングよく埋めてくれただけだったり、自分の肉体的な性欲が反応していただけだったりするということです。
そういう場合はいつか「あれ?なんでこんな人好きになったんだろう?」と気づく日が遠からずくるでしょう。
自分に気がありそうな人の行動をよく観察してみる
自分に好意を抱いてくれている人に対して、マジ勘弁・・・と思っている場合、なぜそう思うのか、よく考えてみてください。
太っているとか、ふけているとか、性格が悪いからとか、自分の価値観を押し付けてくるとか、生理的にまず無理!とか、話しかけてくる話題やパターンがすごく寒い、すごく萎える・・とか理由はいろいろあるはずです。
そして同様に自分が自分の好きな人に対して同じようなことをしていないか、客観的に自分を振り返ってみて、当てはまることがあったらすぐそれをやめるんです。
自分の行動を気づいた瞬間からすぐ修正する。
なぜなら自分が好きな人から同じように思われている可能性がすごく高いからです。
例えば、職場の席で鼻をかむ、鼻をすする。
食事の時、くちゃくちゃ咀嚼音を立てる。(クチャラーは私も大嫌いで生理的嫌悪感が半端ないのでどんなに超美人でも絶対無理!)
ごきゅっ、ごきゅっとのどを鳴らして何か飲む。
馬鹿みたいな声で高笑いをする(私はよくこれをやってしまいますw)
ときどき深いため息をつく。
「あいつ馬鹿じゃないの?」と人の悪口、陰口を平気でつく。
デブは嫌いと言いつつ、自分もお腹が出ている。
仕事の愚痴を吐く。
机の上はちらかり放題。
ぬいぐるみを職場の机の上にたくさん置く。
などなど。
自分を好きらしい人が一生懸命アプローチしてきてくれているのに、申し訳ないけど、なぜ、どうしてその人が好きになれないのか?
言葉の端々やちょっとした行動でひいてしまったり、萎えてしまったマイナス要素が必ずあるはずです。
自分もそういうところないか、とことんチェックしてもし当てはまる部分があればすぐやらないように日頃から注意して補正していくんです。
私も経験ありますが、自分もそれやっちゃってるじゃん!と気づいた時、「あちゃーーー、やっちまってる!」とけっこうショックを受けます(^_^ ;)
でも、そうやってだんだん自分のマイナス評価(悪印象)を減らしてプラスのポイントを増やしていく努力をしてみてください。
好きな人の好感度をあげるのってなかなか難しいのですが、マイナスポイントを減らすことはそれほど難しくないんです。
やめればいいことが大半だから。
マイナスポイントを減らせば、相対的に好感度は上がっていきます。
自分をどうやら好きらしいという人に対して、「あいつ、あれさえなければ好きになれるのに・・」と思っているところがあるでしょう。
例えば私には最近こんなことがありました。
身近にいる人が、いつもおばさんくさい柄物の服じゃなくてもっとシンプルな明るいシンプルな服を着れば好きになれるかもしれないのに・・なんて思っていたら、
私が「柄物の服好きだよねー」と軽くつっこみをいれた数日後に、初めてそのシンプルな一色の服を着てきただけで自分の中の印象はぐっとよくなりました。
ときどき「うーん、ありかも・・」なんて思ってしまったりします(笑)
だからなかなか自分のことを好きになってくれない人がいたら、そうやって自分のマイナスポイントを少しずつ減らす努力をしてみましょう。
自分を好きらしい異性がいなかった場合の方法
自分を好きらしい異性がいなかった場合、身近な同性の友達、異性の友達に自分の悪いところを外見、内面含めてどうすればもっとよくなると思う?どういう点が人から嫌われそう?と思い切って聞いてみましょう。
ズバッと言われて、グサッときたり、心にささることもあるでしょう。
とても勇気のいることです。
それでも、それで今自分の好きな人が振り向いてくれるかもしれないと思ったら全然できると思いませんか?
それにそうやって自分を改善、向上できれば、その好きな女性が例え振り向いてくれなくても確実に自分はよくなっているのですから、周囲の評価も上がり、仕事がうまくいったり、出世につながったりと良いことが必ずあるはずです。
自分をなぜか嫌っていたはずの人からの応対がいつのまにかよくなったりなど、自分ではそれがわがふりを直したせいでそうなったとはなかなか気が付かないかもしれませんが、自分の気づかないところで必ずよい結果へつながっていきます。
そう考えてぜひこの方法を明日からでも試してみてください。
ではまた!
チャオ!