今日のニュースで、やたらと『進撃の巨人』にからませて妻殺害の容疑で逮捕された編集者がピックアップされてますが、彼が、『進撃の巨人』の担当編集者だったことはないのに、『進撃の巨人』のファンとしてはこれはニュースを売らんがための報道と感じてしまいます。
▼ピックアップ記事
大ベストセラー漫画「進撃の巨人」を立ち上げた講談社社員の朴鐘顕(ぱく・ちょんひょん)容疑者(41)が、妻に対する殺人容疑で1月10日、警視庁に逮捕された。事件が起きたのは2016年8月9日。妻の佳な子さん※(当時38)が心肺停止状態となり、夫の朴容疑者が119番通報。警察には「自殺だと思う」と説明していた~
週刊文春WEB
やはり同じことを考えていた人はツイッターを見ると多いですね。
進撃の巨人の作者や本当に担当者はいい迷惑。
一応その流れを受けてか、夕方のニュースでは以下のようにタイトルが変わってました(笑
★「モーニング」編集次長、自宅で妻を絞殺か
ただでさえ今はテレビや大手報道機関もネットメディアに収益を食われ苦しいのに、こういういい加減な報道しているとますます信頼を損ね、低迷してしまうでしょう。
私の中学時代の同級生たちと昨年同窓会的飲み会で何度か会ったのですが、中には日本経済新聞社と朝日新聞の本社で勤務しておりかなり上の方まで出世してましたが、まーネットに押されて本当にきびしいと漏らしてました。
「いやいや信頼できるニュースソースとしてまだまだ健在でしょう!」と励ましたんですが、最近の報道を見るとなんだか初歩的なミスとかリサーチの甘さとか目立ってしまっていよいよやばいなと感じずにはいられません。
今回のようにネットの反応を見て、修正してきたりしている様子がはっきり見てとれるだけに。
私は、2000年からずっとウェブ業界の人間なので、傾きつつある大手新聞社や斜陽産業とすでに化している雑誌を始めとする出版業界の人たちに思うのは、既得権益にしがみついている内に機を逃しまくった結果だと考えています。
もっと早くネットの活用を早くから大胆に展開できていればここまで苦しい状況に追い込まれなかっただろうにと。
最近通うようになったショットバーにまだ若いけど頭の切れる小学館の編集者の人がよく来ていて、ウェブのメディアは大嫌い!質がひどくてまさに糞だ!と漏らしてましたが、偏向報道やミスリードを誘うような報道が絶えない大手メディアも大罪を犯しているケースは枚挙に暇がないので、せめて事件、事故についての報道だけは正確性をキープしてほしいなと思わずにいられません。
まぁでも面白いというか良い時代になったとも私は考えています。
昔は大手新聞社の流す報道やテレビの言うことは多くの人が100%信じてたというか信じるしかなかった時代でしたが今は半分くらいの気持ちで見て、あとはネットで情報収集して本人や関係者からの情報発信をチェックして妥当性の是非を問える時代になったんですから。
それにしてもこのこの事件の容疑者、担当でなかったとはいえ、一応『進撃の巨人』にも当初多少は関わっていたようで、今のところ本人は容疑を否認していますが、「妻は階段から落ちた」と説明していたのがその後「首をつって自殺した」に変わっている点から相当怪しいだけに、もし本当に殺害していたとしたら編集部の関係者や「進撃の巨人」の作者も衝撃でしょうね。
知り合いが殺人とか平和な日本では、そうそうありませんから。
「進撃の巨人」の作者もいくら自分の作品で残酷な世界を描いているとはいえ・・・。
でも彼の作品の中で描かれ、メインキャラがよく口にする「残酷な世界」という言葉をリアルに感じて今この瞬間を生きている人も実は多いかもしれません。
いじめにしろリストラにしろ、仕事のきびしさにしろ・・・。
あなたは今、どんな生活を送っていますか?
きびしい時は、剣道のきびしい鍛練を思い出してふんばりましょう!!